委員長挨拶


 当委員会の活動は、法と社会の関わりについて、裁判劇を通して市民の皆様に知っていただくことを目的としています。毎年春にテーマを決めてキャストは練習を重ね、秋には東北大学百周年記念会館川内萩ホールにて裁判劇公演を行っています。

本年度のテーマは「法と医療の関わり」に決定しました。

 

 近年、本やテレビなどを通して、医療をめぐるドラマが描かれることや医療技術の発展についてニュースで扱われることが多くなり、ますます医療が一般市民に注目を浴びている分野になってきております。また、医療技術の発展に伴い、医療事故に法律が介入することも少なくなく、法が干渉すべき問題であるのかという議論も挙げられております。医療行為は「人を治すために必要なこと」として法律で保護されていますが、本公演のテーマではその医療行為による事故を通して、刑事裁判の法廷で医師を罪に問う処罰根拠の曖昧さや医療事故の事後的な判断の是非について問題として取り上げ、誰もが当事者になりうる身近さと人の一生を背負う恐れのある重さとの間に生じる繊細な問題を患者と医者との立場や第三者の立場から描くことによって市民の皆様に再度考えていただければと思っております。

 

 今年の公演は、10月12日(金)・13日(土)に、例年通り東北大学百周年記念会館川内萩ホールにて行う予定です。

 

 最後になりましたが本公演に際し、本学部法学部長樺島博志教授、顧問の中林暁生教授、仙台弁護士会の方々、東北大学法学部同窓会、先輩諸兄を始め、関係各方面より多くのご支援を頂きました。ここに深く御礼申し上げ、委員長挨拶といたします。

 

第67代委員長 中沢樹里 

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